ところがヨーロッパではそれをしなくちゃいけないんだよ。

日本だって実際うちのお客さんでさあ、500に乗っていてさあ
配線噛まれちゃった人もいるしね。
トランジスタの上にネズミにおしっこされちゃって
トランジスタが駄目になっちゃうとか。

被害があるんだね。
まあそうじゃなければパックなんて必要ないですもんね。
そういう話を聞いてしまうと、 なおさらそういう熱のものは

もう定期交換部分になりますね。

本来はね、本来は一定の期間を持って良くても悪くても、
定期消耗部品として捉えて、本来は換えていってあげるのが
クルマへの思いやりだと思う。

コンディションも常にいい状態で乗れる。
早め早めにやっておけば、故障することもないし、予防整備だよな。

故障するであろうっていうのはディーラーにしても専門工場にしても、
わかるわけだよ。過去歴からいって予知が出来るわけ。

「もういずれこれは駄目になるであろうな。」

燃料ポンプなんかいい例じゃん。

あれはそろそろ駄目になるだろうなっていってるそばから
エンジンがストップして再始動できませんでしたってなる。

先ずエンジンがぶれる。

例えば6気筒あったとするじゃん。
6個がスムーズに動いているから、エンジンはぐるぐる

バランスよく回るわけだよ。
ところが1個さぼっちゃうと、5気筒で回らなくちゃ

いけなくなっちゃうじゃん。
そうするとエンジンがガタガタしたり、アクセル踏んでも

ボソボソして吹け上がったりとか。

そんで「たまにだからいいや。」っていってだましだまし

乗っちゃえば、 今度さぼった所は火が付いていないんだから、

燃えてないわけじゃない。

そうすると燃えない燃料がマフラーに回ってっちゃうわけだよ。
触媒にもセラミックを使ったモノがあるわけだよ。
普段でもその触媒っていうのはススけているわけ。
さっきの石炭のお風呂の煙突じゃないけど。

そうするとそこで異常燃焼を起こしちゃうわけだ。
あげく触媒が溶けるわけだよな。
セラミックだから異常に温度上がれば溶けたり、
ひび割れたりするわけだ。

そうすると2次災害3次災害になって、
プラグの交換をしなかったために、結果 何十万、

下手すりゃ百万単位の修理になるわけだ。

触媒高いし、その触媒が運が悪くひび割れちゃいました。

ってなった日には今度排気ガスってさ、みんな外にだけ

出てると思うじゃん。

実はその排出している排気ガスを時として吸い込んでいるから

エンジンは。

出た排気ガスをエンジンはまた吸い込んでいる。

そうした時に、その砕けたかけらを吸い込むとエンジンは

駄目になっちゃう。

かけらはセラミックだから、粉々に割れないから。

エンジンはアルミで出来ているから突き刺さるわけだよ、

エンジンの中に。

だからそうなればエンジンはもう終わりだよな。

そういうわけだからみんな触媒が焼けてくると、交換させるわけよ。

急げ急げですね。
結構気軽な整備って自分的には捉えていたんですけど、
案外そうでもないところまで飛び火してしまうんですね。

それこそお父さんがドライブ前にスパークプラグを取り外して、
ワイヤーブラシで清掃なんていう感覚の気軽さ。
そのぐらいとても身近な部品なんだけれど、
壊れてしまったら、たいそう身近じゃなくはるか遠く感じますね。

それだけ大事なものだから、
むかしでも、出掛ける前は掃除していくわけだよ。

うちだとお勧めはやっぱりボッシュのフュージョンだな。
ただ中には作っていないモデルがあるから、

やっぱりこれですら適合できないんだよ。
メーカーの指定が得られない。

お店に適合表があるので、
もし良かったらそれを眺めに来てもらうのもいいですね。
今日はどうもありがとうございました。

≪終わり≫