Talk 2 完全燃焼に近づける
クルマ自身の作りがそうなってきちゃったんだね。

そうすると純正のプラグっていうのは、 日本の道路状況に

合わせて、ようするに効率が良く、 確実に火花が飛んでくれる、

っていう構造にはなってないんで、 どうしてもそれに対応した、

4極プラグだとかフュージョンみたいな、 4極持っていれば

どこかしら火が飛んでくれるわけ。

4ついっぺんには飛ぶわけじゃないんだから。

 

通常だと1つしかない接点で、 それが失火しちゃうと燃焼効率が

落ちるわけだから、 2極持っていればどちらかに火が飛んでくれる。

だから1極は1つだけしか飛ばない、2極になれば倍の確立になる。

そして4倍になれば4倍の確率になるわけだよ。

どこかに火が飛んでくれるわけだ。

 

ということは、さっき言ったように 燃料っていうのは渦巻いて

吸い込まれるわけだ。

圧縮になった時に中で燃料は寄っているわけだよ。

あの中で充満はしてないんだから、絶対的に。

希薄なところも出来るわけ。

 

希薄なところがたまたまスパークプラグに当たっても火は付かない。

ところが4極持っていればどこかしら引っかかってくれるわけだよ。

だからフュージョンのプラグを付けるとエンジンが滑らかになって、

云々 ということだよ。

余すところなく付けてくれるんですね。

それでもおそらく、俺が思うには6割ぐらいの効率しか

上がっていないだろうなと思う。

たとえそれでも凄いですよね。

1極しか持ってない電極のプラグだとおそらく、 50%の効率も

出てないんじゃないかと思うね。

そうするとやっぱり燃料とかを疑うのは疑うんだけれど、

そういうまずは、点火の部分が大切だって事なんですね。

そう。完全燃焼させてあげる。

完全燃焼させてあげれば、それだけすすも溜まりにくいってこと。

そうだよね。設定の通りだもんね。

排気ガスも完全燃焼に近づくんだから一酸化炭素も減る。

だからレシプロエンジンっていうのは いくら設計しようが、

触媒をつけなきゃどうにもならないっていうのは、 もうとにかく

効率が悪いんですよ。

いくら設計して完全燃焼に近づけようとしても効率が上がらないから、

後付けで排気ガスを処理するしかなくなっちゃう。

 

本来の100%の効率でエンジンが回れば、水しか出ないはず

なんだよ。

 

まあ水だけっていうことはないんだろうけど、 非常にクリーンな

排ガスが出るはずなんですよ。

 

理論上に絶対的に完全燃焼はしてくれないんで、理論上に

近づけるには 4極プラグだとか、2時的なもので燃焼効率を

上げてやるしかない。

プラグのせいで調子が悪くなるケースもあるじゃないですか。

これは最近になって、ちょっと2~3案件として出ている現象なん

だけれど、 プラグをイリジウムや白金に変えたら急に調子が

悪くなったとか言って。

そのイリジウムにいろんな種類があって、例えば日本電装が

トヨタ系 だとか、持ち込みの部品を見るけどトヨタのグループが

ほとんどだよ。

ということはトヨタの車に付けて調子いいように作るわけだ。

だからすべてが万事オールマイティじゃないわけだよな。

そこはやっぱりメーカーの得意分野があるから。

 

何でかっていうと日本車と輸入車っていうのは、 供給電圧も違うし、

市販されているプラグでも、 ヨーロッパ車用に作られて

いるのかなっていうのもひとつの疑問符が残るよな。

それをイリジウムだからって装着しても別の問題が発生する

場合がある。

だから車種別適合表っていうのが出てくんだね。

ていうことは適合してないのを持ち込んでいる場合があるって

ことだよね、 もしかして。

やっぱりエンジンオイルにしたって、ブレーキのパッドにしたって、

スパークプラグにしたって、それぞれ相性っていうのがあるから、

やたら巷でいいからって言われて、じゃあ果たしてそれを付けて、

今までよりも効率が上がるのかなっていったらそれは疑問符だよな。

 

それはもう付けてみての結果。

プラスアルファの部分だね。

必ず負の部分ていうのはついてまわるから。

 

≪次回へ続く≫

中心電極の先端が丸く消耗すると、火花の飛びが悪くなり、それにより
混合ガスへ安定して着火されなくなる可能性がでてきます。結果的に、
エンジン馬力の低下・燃費の悪化・エンジン寿命への 悪影響を与える
おそれがあります。

□燃費が悪くなった
□アイドリングが不安定になった
□エンジンの始動が悪くなった
□馬力がなくなった感じがする

上記の症状が出てるのであれば交換をお勧めします。