
カビを防ぐ運用方法とフィルター交換時期について
メルセデス・ベンツ専門修理工場「サカモトエンジニアリング」がお届けする、お悩み解決シリーズ。今回は、意外と知らない「クーラー(エアコン)の正しい運用方法とフィルター交換の大切さ」**について解説します。
冬場でもエアコン(コンプレッサー)をつけた方が良い理由
2月、3月といった寒い時期、暖房を使う際に「冷風は必要ないから」とエアコンのコンプレッサー(A/Cボタン)をオフにして走行している方も多いのではないでしょうか。
実は、冬場でもエアコンを常に作動させておくことが、車内の環境を清潔に保つポイントになります。
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除湿のメカニズム: エアコンを作動させて暖房を使うと、空気はまずクーラーの「エバポレーター」を通過して除湿されます。その乾燥した空気が「ヒーターコア」で温められ、室内に送られます。
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カビの発生を抑える: エアコンを切ったまま暖房を使うと、湿気を含んだ空気がそのままヒーターを通って車内に循環します。これにより室内やエアコン内部に湿気が溜まり、カビが発生する原因となってしまいます。
「エアコンを入れて暖房を使う」ことで、車内は常に乾燥したクリーンな状態に保たれ、嫌なニオイやカビの抑制につながるのです。
メルセデス・ベンツにおけるダストフィルターの重要性
現代の車、特にメルセデス・ベンツには「ダストフィルター」という高性能なフィルターが備わっています。外気を取り込む際に汚れを除去する重要なパーツですが、注意点もあります。
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フィルターの設置場所: ベンツの場合、フィルターが外気に近い場所に設置されていることが多く、湿気を帯びやすい傾向にあります。
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「乗らない車」ほど要注意: 毎日乗っている車は常に空気が流れていますが、週に一度や月に数回しか乗らない車の場合、フィルターが湿気を持ったまま停滞してしまいます。そのまま放置すると、フィルター自体にカビが生えてしまうこともあるのです。
久しぶりにエアコンをつけた際、そのカビや汚れを含んだ空気が一気に車内に流れ込むのを防ぐためにも、定期的なチェックが欠かせません。
メンテナンスの推奨タイミング
健康な車内環境を維持するために、以下のタイミングでのダストフィルター交換をおすすめしています。
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シーズンイン(本格的にエアコンを使う前)
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梅雨明け
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花粉シーズン(春先)
少なくとも年に1〜2回は交換しておきたい部品です。特にお子様が同乗されるご家庭では、健康面を考慮してシビアに管理してあげることが大切です。
本格的な暑さが来る前に、一度ご自身の車の冷え具合や、フィルターの汚れを確認してみてはいかがでしょうか。
