124のショックアブソーバー交換
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メルセデスベンツの専門修理工場、サカモトエンジニアリングです。
今回は、社長と森下さんの整備作業を解説しながらお送りします。
今回ご紹介するのは、124のサスペンション関係のショックアブソーバー交換です。
ショックアブソーバーを交換するタイミングについて、よくご質問をいただきます。メルセデスのショックアブソーバーには、突き上げを防ぐためのバンプストッパー(ウレタン製の黄色いお団子のようなストッパー)が上部についているため、ショックアブソーバーがへたってきても、ほとんどの方がその劣化に気づきにくいのです。
バンプストッパーは非常に優秀ですが、ショックアブソーバーの機能が低下すると、その負担がバンプストッパーにかかってしまいます。また、バンプストッパーも水分を吸うとボロボロになってしまいます。
そのため、最初はバンプストッパーのみを交換し、2回目にはショックアブソーバーも交換することをおすすめします。ショックアブソーバーのへたりは徐々に進行するため、気づきにくいのですが、交換すると車の乗り心地が劇的に変わり、まるで別物になります。
旧車の楽しみ方と足回りのメンテナンス
古いメルセデスベンツは、オーナーの多くが年配の方で、昔のようなやんちゃな走りではなく、ジェントルな走りを楽しんでいる方が多いようです。そのため、ショックアブソーバーが多少へたっていても、メルセデスベンツのコイルスプリングの粘りが効いているため、気づかずに快適な乗り心地を維持できている方もいらっしゃいます。
しかし、足回りは安全性に関わる最優先事項です。ブッシュ類が切れていれば交換が必要です。この年代の車は、たとえブッシュが少しへたっていても使えてしまうことが多いのですが、まずはブッシュやマウント類、そしてショックアブソーバーを純正品に戻して、本来の乗り味を知ることをおすすめします。そうすることで、そこからどういった味付けをしていきたいかが見えてきます。
車のトータルバランスを崩してしまうと、乗り心地が悪くなったり、車の寿命が短くなったりする弊害も出てきます。メルセデスベンツは特に、スタンダードを崩した時の負の部分が大きく出てしまう傾向にあります。見た目の好みを取るか、車の性能を取るかは、オーナー様の考え方次第です。
メルセデスベンツは手を掛けた分だけ良くなる
車を中古で手に入れたら、まず一度足回りをリフレッシュして、オリジナルの状態に戻してみましょう。この車も、ショックアブソーバー交換だけでなく、ブレーキの固着なども含めて足回りをリフレッシュします。手を入れれば入れた分だけ車が応えてくれるのが、メルセデスベンツの素晴らしいところです。
