ヘッドライトの知っておくべきポイント
並行輸入車のヘッドライト
80年代の並行輸入車に、一般的に言えることなのですが、
並行輸入車の場合主に右側通行仕様のクルマがメインだと思います。
その為、下向きにした時に、右側に光が落ちるようになっています。
車検対応と正規照射面の狭間
日本では、その状態ですと車両登録ができない為に
ヘッドライトレンズのみを左側通行用に取り替えて、
合法的に登録できる状態にしている場合が多いです。
しかし、実際ヘッドライトのレンズのみが
左側通行用に変更してあると、
当然、本来の照射の面を得ることができません。
みなさんのお車は日本で登録を行っておりますので、
レンズは日本仕様になっていると思います。
その為、現在のジャパン仕様のヘッドライトレンズと共に、
反射板「リフレクター」も左側通行用に交換する必要性が
本来ですとあります。
正規、ジャパン仕様の照射面を得ることができます。
両方の部品を交換したことで、照射光がキレイに左落ちに
照射することになりますので、視界がとても良好になり、
左側面が明るくなり、とても運転しやすくなります。
経年劣化と車検対応の落とし穴
リフレクター自身、メッキではなく特殊な塗装面になっておりますので、
経年変化により、どうしても「曇り」、「剥離」という状況になってきてしまいます。
みなさんご存知のように、
電球だけの光の明るさだけでは充分な照度は得られません。
電球の拡散した光を、リフレクターの4面に集合させ、
きちっと光を絞り、1点に焦点を出し前方を明るく照射することができるのです。
車検は左側通行用のレンズカットにしてしまえば
更新することができますが、
正規の照射面の明るさではないのが残念なところです。