ヘッドライト

リフレクター

ヘッドライトリフレクター、ちなみに左はレンズクリーン前、右はクリーン後です。

<ヘッドライトリフレクター>

リフレクターの素材と剥離のメカニズム

リフレクターはガラスではないので、まず割れるっていうことはありません。
それではなぜ剥離(ひび割れ)してしまうのでしょう。
リフレクターは鉄特種な塗装を施してあります。
なので塗装が熱で剥離してしまうというのが正しいのです。

HID流行っていますね。そのままHIDにするとそもそもの熱量が違う状態で
発熱量が増えるので、リフレクターのもちが悪くなります。
カタログに発熱量は必ず記載してありますので、それを見て装着してください。

ヘッドライト交換時の注意点

初期の210ベンツはヘッドライトにHIDをそのまま装着したことにより
レンズが融けたという事例もあります。(210ヘッドライトレンズはガラスではありません)

当社で使用しているヘッドライトはボッシュ製の125ワットです。(通常は80ワット)
そのワット数で暗く感じるようであれば、通常の電球だともっと暗くなるということになります。
今一度確認してみましょう。

ヘッドライトの色に関する規制

では、黄色い電球を装着している車両はどうでしょう。
あの黄色電球は通常ほどくらいしか光量がありません。
しかしアクセサリーとして使用している方もおられます。

「フランス黄色」とでも言っておきましょう。こだわりですね。
フランスではヘッドライトは全て「黄色」指定になっています。
灯りの色に規制があるようです。

ヘッドライトの光量に関する規制の歴史

車検では1灯で12000カンデラの光量がなくてはいけません。
では「これ以上明るくなってはいけませんよ」という規定はないのでしょうか。
どうやら昔はあったようです。

フォグランプは10000カンデラをオーバーしてはいけなかったようです。
1万カンデラをオーバーする車両はレンズにマスク?をしなくてはいけませんでした。
霧や雪道を走行するとき以外はマスクははずせなかったのです。

ヘッドライトも2灯で30000カンデラ以上はたしかアウトでした。
その為にヨウ素球が車検に通ることができなかったことを覚えています。

ヨーロッパのベンツと日本の電球交換

ところがヨーロッパのベンツは全てハロゲン球で日本に輸入されてきたので、
わざわざ日本で新車登録する時に普通の電球に一台一台交換したことを思い出しました。

123のフォグランプは当時ヨウ素球でしたから明るすぎて焦点をぼかす為に、
当時、その下にわざと5ミリくらいの座金をいれたこともありました。

車検の時に検査官が座金が入っているかいないかを確かめて合否をだしていました。
(焦点が出てしまうと前照灯となってしまう為にそのような措置をとりました)

いまでは規制緩和でHIDでもハロゲンでもOKですよね。
みなさんのレンズはいかがですか?
興味のある方はぜひクリーンすることをオススメします。

ヘッドライトレンズクリーニング料金表

ヘッドライトレンズクリーン(両灯)
107 1万5000円
丸目4灯 20000円
上記以外 10000円