ブレーキキャリパー2

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「ブレーキ固着のメカニズム」

なぜキャリパーが固着してしまうのでしょうか。

ブレーキオイルとサビの関係

クルマに乗らなくて錆びてしまうということがあります。

オイルが入っているので、そもそも錆びるはずはないが
ブレーキオイルは特殊なオイルを使っており
エンジンオイルやA/Tオイルとは違って
「水分を吸う、水気を嫌う」オイルです。

ブレーキオイルの中にどうしても湿気が溜まる高速道路などで
ブレーキキャリパー、ブレーキオイルの温度を上げてあげると
水分だけが蒸発します。

街乗りばかり走っていると、ブレーキオイルの温度が上がらず水分が飛ばなくなります。
ブレーキオイルの中にいつまでも水が溜まったままになり、それがブレーキを
サビさせてしまいます。

そもそもブレーキの構成部品の中に、ブレーキオイルが浸っている。
ブレーキオイルに湿気を持っているからサビが発生する。

街乗りばかりしている人や、駅までの送り迎え買い物だけに使う人。
そういう人たちは、中途半端にオイルの温度が上がるので余計に湿気を吸い込んでしまいます。

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ブレーキオイルの温度と水分

オイルの温度を上げるためにはどうしたらいいのか、気になりますよね。

シンプルに「ブレーキを踏む」しかないのですが
街中ではブレーキオイルの温度を上げるのは難しい為
高速道路を走って、長距離ブレーキの作動温度を上げるしかありません。

ブレーキパッドの温度を上げて、ブレーキのキャリパーに
熱を持たせてブレーキオイルの温度を上げそれで初めて
オイルの中に入っている湿気が水蒸気として上がっていくから
ブレーキオイルのタンクに湿気が戻っていくのです。

ブレーキオイルがぐるぐる回って温度が上がれば
温度の低い方に行きます。

ブレーキオイルのタンクは1番高いところについているので
そこに暖かいブレーキオイルが上がって初めてタンクの中で
蒸発してくれるという仕組みです。

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高速走行とブレーキオイルの関係

「高速をメインに走っている」とかそういう人たちは、必然にブレーキを踏んでいる距離が
長いので速度が100km/hで車を止めようとすると、少なくとも15秒から20秒位かかります。

長い人だと30秒ぐらい踏むでしょうか。
そうするとブレーキオイルの温度は一気に上がるので
湿気が抜けやすくなります。

オイルの中でも唯一ブレーキオイルだけは湿気を吸いやすく、湿気を弱点とするオイルです。

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街乗りがエンジンオイルに与える影響

話が少し脱線しますが、エンジンオイルも街乗り走行が多い場合は
温まって冷えた時に湿気をたくさん吸います。

エンジンオイルが温まって冷える時に、大気中の湿気を
どんどんどんどん吸い込むので次に乗った時には
オイル温度が上がらない又は、上がりきらないので
湿気がいつまで経ってもエンジンオイルから出て行きません。

そして悪いことに、エンジンオイルの寿命も短くなります。
コレが有名な【シビアコンディション】と言うものです。

高速道路を走行する事が使用状況で難しい場合は
1年に1度はブレーキオイルを交換しましょう。