ブレーキオイルリザーブタンク

タンクが汚れたらマスターシリンダー

riza600

ブレーキオイルの劣化問題

何のことか解りますか?そうです、ブレーキです。
経年変化です、経年変化。

どうしてタンクが汚れてしまうのでしょうか。
それは、ブレーキオイルの交換をまめに行ってないからです。

ブレーキオイルをきちんと交換していれば
汚れないうちに入れ替わってしまいます。
昔は4年に一度はマスターシリンダーを分解してO/Hしていたのですから
押して知るべしでした。

 

昔のブレーキシステムと現在の違い

最近はシリンダーがアルミになり、使用しているゴムの質もよくなったので
ゴムに傷が付きにくくなってきました。

では、昔はどうだったかと言えば

ゴムは粗悪なものだったのでひび割れてきてしまうし
シリンダーも鋳物だったのですぐに錆てきていました。
傷は付くし、ゴムは劣化するしでブレーキが突然抜けてしまっていたました。

 

ブレーキ性能向上とオイル交換

それに比べ、今はアルミに変わってきているから
シリンダーも傷が付きにくい、錆も発生しにくい
ゴムも品質が向上されているので、劣化しにくいです。

昔のゴムは使用していると、溶けて「ヘロヘロ」になっていたことを思い出します。
今は、ほとんどそのような状態にはなりません。

高速道路も発展して
車の制動力を高める為にパットもローターも大きくしています。
制動距離を縮めるということは、熱の発熱量もグッと増えてきている訳です。
ブレーキオイルも相対的に品質向上しているので、だんだんとブレーキオイルを
交換しなくなってきてしまったのです。

重要性が薄れてきてしまったのではないでしょうか。
ディーラーでも口を酸っぱくして言わなくなりました。
お金がかかるからです。

 

ブレーキオイルの劣化がもたらす危険性

でもね、ブレーキの性能は上がってしまっているので
オイルの劣化も早いっていうのを解ってもらいたいです。
ブレーキの性能に合わせてスーパーDOT4を使ったりもできるからです。

ところが、以前ではブレーキパットの交換の時に
タンクの中だけブレーキオイルの交換を実施したりしていました。

 

対策と注意点

今現在でも、せめて1年以内にブレーキオイルを交換しないと
マスターシリンダーのゴムが少しずつ、少しずつ溶けてきます。
その溶けたものがタンクの中に黒ずんで溜まってきてしまうのです。

そうなったらもう手遅れです。
ブレーキが効かなくなるし、終いにはブレーキペダルが床まで抜けてしまいます。
現在のブレーキマスターシリンダーは
分解掃除ができないタイプも有るのでアッセンブリー交換になります。

タンクを確認して、黒ずんでいたら速攻やらないと危ないです。
命と引き換えだからです。