オイルの吸湿性とメンテナンスの重要性
ブレーキオイルの吸湿性と放置のリスク
空気中の水分をブレーキオイルが吸い込んでそのまま乗らないでいると
その水分はブレーキオイルから蒸発できないでいます。
そうするとピストンやキャリパーなどをサビさせてしまうのです。
それと、まめにブレーキオイルを交換しないので
スラッジなどが溜まってきてしまいます。
スラッジが溜まってくるとシール部分も硬くなってきてしまいます。
そのような状態でシリンダーがサビますから動かなくなってしまうのです。
予防策とメンテナンスの重要性
基本的にはピストンはメッキを施してありますのであまりサビることはありません。
シリンダーは鋳物なのでやはり水分は天敵です。さびてきてしまいます。
キャリパーは自動車の中でも最重要保安部品です。
その最重要保安部品でとってもお金のかかった部品でも、ブレーキオイルを
交換してもらえないと危険な状態になってしまうのです。
ダストブーツ点検
いつも水分を含んだ状態のブレーキオイルがチョロチョロしているから危険です。
その水分はしょっちゅう乗っていれば、ある程度熱で蒸発します。
ところが乗らないと水分を含んだままですからサビやすくなります。
いろいろと防護策があります。ダストブーツの中のグリスの状態はどうですか?
ブレーキオイルはもちろん1年に1度以上の交換が必要ですが
ダストブーツも気にかけて下さい。