「PIRELLI」が教えてくれた、メルセデスベンツのタイヤ選びの極意

「PILERRI」が教えてくれた、メルセデスベンツのタイヤ選びの極意 1

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どうしてメルセデスにはPIRELLIなんですか?

k

柔らかいタイヤを履いているとカーブ等でタイヤがよじれるよね。
それから反対のカーブを曲がる時に瞬時に立ち上がってきてもらわないと
極端な話ロールしちゃうんだよ。タイヤが腰砕けしちゃうの。

安心して乗っていられるっていうのが一番なんだけど
実際安心して乗ってるからドライブが楽しい訳でしょう。
その安心感があるんだよね。タイヤを消耗品として捉えるか、安心感で捉えるか。

ハッキリ言って価格的に何万も違ってきちゃうと堪えるけど、さして大差ないし
新しく買い替える時期に差し掛かっているのならPILELLIにするのもいいと思う。
まぁ好みの問題なんだけど、オレの好みに合ってるのがPIRELLIなんだよね。信頼性があるから。

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同じモデルでもAMGはタイヤが太いじゃないですか?

k

メルセデスの場合は、そのエンジンの馬力に合わせてタイヤサイズを決めているんだ。
例えば、同じモデルでもエンジンが3種類あるとして
100馬力、150馬力、200馬力
標準でその3種類のエンジンに合う3種類のタイヤを用意する。

まず、200馬力のクルマに太いタイヤをつけなくてはいけない
高級なタイヤをつける、そうするとボディーは同じだから
フェンダーからタイヤがはみ出てしまう。
だから彼らは、フェンダーを膨らませてくるわけ。
エンジンやタイヤに合わせて、フェンダーも3種類用意されてくる。

「PILERRI」が教えてくれた、メルセデスベンツのタイヤ選びの極意 2

今度は、その太いタイヤをコントロールしなくちゃいけない。
コイルだとか、ショックアブソーバーだとかスタビライザーだとか。
そうなると、今度はボディー剛性が足らなくなってくる。
だからボディーの構造も変わってくる。
それって、AMGなんだよね。

そこまでやるから1000万円のクルマが
2000万円、3000万円ってなってきちゃうんだよ。
全て意味があってそのサイズのタイヤがついているというわけ。

ただ、1サイズくらいのインチアップだったら
ドレスアップでいいと思うよ。

それをAMGモドキにしたりすると
クルマ自身はノーマルなんだから、消耗品の減りは数倍も早い。
サスペンションが早くダメになったり
ボディーが必要以上にねじれちゃうからキシミや、ガタが出てくる。
もちろんタイヤだって規則正しくは減ってくれない。

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1サイズアップぐらいだったら、俺はイイのかなと思うよ。
たとえば16インチを17インチにするとかね。
2インチアップを考えている人は
その辺を承知しているのであれば
それは個人の楽しみだから何も言わない。

ドレスアップやそういったものに、あまり興味がない人や
ノーマルで乗りたい人は、街乗りが多いのであれば
国産のタイヤで充分だと思います。

ところが、首都高速や山道などのアップダウンの激しい箇所
カーブが断続的にある曲がった道などを走行する場合は
国産タイヤだと、走りについてこれない場合がある。

これだけ車両重量、エンジンのパワーがあるクルマで
かつ、ホイルアライメントが国産車と違うんだ。
メルセデスベンツの規格が
日本国産に合わせて造られていないところが大きいよ。

そして、輸入タイヤだとやっぱりオススメは「PILERRI」
賛否両論、味の素の世界だから
これは何とも言い難いんだけど、俺が乗った感じだと
やっぱりポテンシャルの高さだね。

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高速で安心して任せられるし
もの凄く限界点が高いんですよ。

雨降りの冷間時の食いつき。
基本的にタイヤは冷間時の食いつきは非常によくないんだ。
それと、排水性能やグリップ力。
それに対するタイヤノイズもそうだね。
トータル的に見ても、今までのなかではマルじゃないかな。