年代別に見るサスペンションの劣化と対策
目次
旧車のサスペンション ダブルウィッシュボーンの弱点とブッシュの劣化
旧車と言われる123、107、116
ちょい旧の126、124や現代版202以降。
において、ダブルウィッシュボーンタイプの107に関しては
ハイパワーと経年変化により、各サスペンションの構成部品に
かかる負担を考えると、フロントサスペンションブッシュや
リヤ側のサスペンションブッシュがかなり弱ってきています。
弱っているというのは、外観からでは判断がしづらく
ほとんどの場合は、硬化してしまっているのが現状です。
まれに、ひび割れているものを見受けますが
これは末期症状といってもよいと思います。
至急修理が必要になります。乗り比べれば一目瞭然です。
ショックアブソーバーの役割と経年劣化
また、「ショックアブソーバーにおける役割」も大きいです。
毎日使用していると少しずつやれが進行する為、なかなか気が付きません。
特に、メルセデスの場合、総体的なバランス
完成度が非常に高い為、なかなか気付かないのが現状だと言えます。
しかし、修理前、後を乗り比べると
誰でも違いがわかるくらいの変化を見せます。
現代車のサスペンション ブッシュの突然の破損
また、Cクラス以降(96年)のメルセデスベンツ全般においては
乗り心地重視に設計されており
ブッシュ類はやわらかい為、少しづつやれが始まってしまうのではなく
「突然にして切れてしまい、終わってしまう」
直進性があまくなったり、低速走行において異音が発生したりするなど
こういった症状を感じる時は、すでに終わっている可能性が高いです。
すでに2000年以降の車両においても同じことが言えます。
現に何台ものブッシュ交換を行っていますので。
ショックアブソーバーの交換とカスタマイズ
ショックアブソーバーを純正よりも
少しねばり感のあるものに交換するのも楽しいと思います。
走りに機敏感を与えてくれます。
もちろんスプリングはノーマルを使用するため
車両はそのままなので、外観からの違和感はまるで感じられません。
また、ノーマルの為、各構成部品への負担も少なくて済みます。
また、ショックアブソーバーがやれ等で
今後修理が必要になっても、交換することなくO/Hができる。
また、好みに合わせてセッティングができるのもうれしい所です。
ブッシュ交換、ショック交換時ともに
ホイルアライメントまたは、トーイン調整は必ず行いたいです。
せっかく交換したのですから。