サブタンク

知っておきたいラジエターサブタンクの役割とメンテナンス

知っておきたいラジエターサブタンクの役割とメンテナンス

エキスパンションタンクの役割 – 圧力軽減

ラジエターのサブタンクは通常「エキスパンションタンク」と呼び
エキスパンション(広がる)という意味があります。

水温が上がってエキスパンションタンクが膨らむことにより
ホース類などにかかる圧力を軽減させてくれる役割をもっています。
ですから、エキスパンションタンクに使用しているキャップも
その圧力に耐えることが出来るキャップを使用しています。

エキスパンションタンク内の冷却水循環の仕組み

また、エキスパンションタンク内の冷却水は常に入れ替わっているのをご存知でしょうか。
ラジエターのロアホースがエキスパンションタンクの下部についており
もう一方はオーバーフロー用にラジエターの上部についています。

水温上昇でラジエターに冷却水が回ると、水路内部が全体的に負圧になり
エキスパンションタンク内の冷却水(LLC)が下から追い上げられ
エンジン内部からラジエター内部、そしてオーバーフローしたものは戻り
残りはまた循環し続けます。
循環しているのがお分かりいただけたでしょうか。

エキスパンションタンクの経年劣化とリスク

エキスパンションタンクが古くなると、硬化して膨らんだり、縮んだりする役割を果たせなくなります。
すると、どうでしょう。内部には強い圧力がかかっていますから、割れてしまう可能性が出てくるのです。
ラジエターの劣化も気になりますが、エキスパンションタンクの劣化も注意しなければなりません。

あなたのメルセデスベンツのサブタンクの色は何色ですか。

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