ウォーターポンプ

異音放置でまさかのトラブル

異音放置でまさかのトラブル

冷却水減少とウォーターポンプ異音の兆候

時々エンジン冷却水が減る為に、少しずつ長期間に渡り冷却水を補給していました。
また、外部からの漏れはその都度、点検していました。
その後、「ゴロゴロ」と小さい音がウォーターポンプより出始めていました。
ドアを閉めていると聞こえない程度の音な為そのまま乗っていました。

走行中のトラブル発生と原因の究明

走行中突然、パワーステアリングが利かなくなり、走行不能となりました。

ボンネットを開けて、目視により確認するとファンベルトが切れていました。
原因は、ウォーターポンプの水止めシールからエンジン冷却水がリークして
シャフトのベアリングに流れ、中のグリースを洗い流してしまった為に
結果、シャフトのベアリングにガタが発生し、ウォーターポンプ内部の弁が破損し
プーリーがロックしてファンベルトを切ってしまったのです。

現代のウォーターポンプの特性と早期点検の重要性

最近のウォーターポンプは水漏れを起こしても
ユーザーには分かりにくい部分より発生するため、判断が遅れたものと思われます。
また、他の「プーリーベアリング」の音もシングルベルトな為に
個々の部位の音の区別が付きにくいというのも理由の一つと言えます。

このような音はプロの経験によって判断されると思っていて間違いないです。
ベルトが切れると完全走行不能になるので、素人判断せずに、まずは点検をお薦めします。