エンジン潤滑のお話

オイル管理とエンジン性能維持の要諦

オイル管理とエンジン性能維持の要諦

オイル切れの危険性と適切な管理の重要性

オイル切れとは油(オイルの)膜が切れてしまい、焼きつくことです。
シリンダーも焼き付いてしまいます。メタルも焼き付いてしまいますし
全部焼けてくっついてしまいます。

だからエンジンも止まります。軸が回転しなくなるので、動きません。
フライパンの空焚き状態です。

高速道路でやってしまうと悲惨です。
瞬間焼き付いても、エンジンは動こうとします。
しかし、後ろのタイヤは回転していて、前に押す力が働きます。
それでもクランクがスムーズに回らないので
それと同時にコンロッドが折れてしまう場合もあります。

オイルは非常に重要です。長く乗るのですから
他の油脂類もやらないとダメです。

 

メルセデスベンツの特性と排気系の役割

元々メルセデスベンツというのは、日本の街乗り用にはできていません。
極端に言えば、メーカーは昔
『1000kmでオイルが減るのは異常じゃありませんよ』と言っていました。

1000km走ったらオイルが減りますよというのが
メルセデスベンツのエンジンですので。
アウトバーン(ドイツの高速道路)を走っていると、そんな気がします。
エンジンを長い時間回しっ放しですから。

速度は低いとしても、長い距離を連続で走れる訳です。
ですので燃えカスが出ません。エンジンも焼き切って
マフラーも焼き切って走っていられるのですから。

エンジン性能向上へのアプローチ

昔の人だったら分かるのですが
お風呂の煙突を定期的に掃除しないとダメだったでしょう。
なぜかというと、すすを落さないと、詰まって下から十分に空気を吸わないから
釜の中で火が軽く起きないからです。

それが車でいったらマフラーの詰まりです。
いくらインテークマニホールドを綺麗にしてやって、それ~っていっぱい踏んでも
排気不足を起こしているから火力が上がりません。

長い時間、沢山燃やさないといけないという事は
燃焼効率が落ちているので燃費が悪くなります。
尚更、煙突が詰まってしまうことになります。
シリンダー内部は目に見えない傷が沢山付いています。
その傷を埋めてあげることによって、スムーズな上下運動が出来ます。
それが、添加剤のマイクロロンXAの効能なのです。

マイクロロンXA16オンス
マイクロロンXA32オンス