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多走行でヘタレたサブフレームのブッシュ

<サブフレームブッシュ>

乗り心地の一端を担っているのがサブフレームのブッシュだ。
フロントサブフレームのブッシュとして使用しているのは、107や108モデル。
いわゆる旧車になる。車体の重量を直接背負っているので、
その疲労度といったら半端ではない。
126などはサブフレームのブッシュとしてでの存在は無く、
サポートベアリングのマウントとして存在している。
また、用途もサスペンションの干渉用装置であり、素材も丸ごとゴムなのが特徴。

しかも、フレームを背負っていないので、比較的寿命が長い。
旧車も比較的新しいモデルもリヤサブフレームブッシュは共通して存在する。
さて、本題に入ろう。

ブッシュがガタガタだったら、車体とタイヤがバラバラの動きをしてしまう。
それによって、車体の後方が流れたり、フラフラと不安定な状態になる。
特にフロントのサブフレームブッシュはリヤに比べて寿命が短い。

それは、先ず大きさに問題がある。
あの重さを支えるブッシュがとても小さいのだ。
肝心のブッシュが小さい上に、ここは日本だ。

ハンドルのきりかたや角度が半端ではない。
フロントはリアと違って、ただくっついてくればいいわけではないのだ。
ギュッギュとハンドルをきられ、小さなブッシュはひとたまりもありません。

ブレーキを踏めば、前輪のサスペンションには約8割から9割の重心がかかります。
全加重がフロントにかかってくるのです。
経年変化をする消耗品です。

しかし、車検だから交換するのではなく、ダメになったら交換するという
考えでよろしいのではないでしょうか。
交換の目安は約5万キロ程です。

フロント、リヤ共に同時交換をし、フロントを2回交換するうち1回は
リヤも交換されたほうがよろしいと思います。
交換することで、乗り心地が劇的に変化します。

とてもソフトになり、安定感がでてきます。
街乗りで十分その違いに気がつくことができるでしょう。
大抵の日本人は、エンジンがかかって、きちんと止まれば
それでOKの場合がほとんどで、そういう場所にお金をあまりかけません。
欧米に比べて車社会の感覚がかなり違うように思います。

日本人はどんなに外側を磨き上げても、「足」なわけです。
(一部考えの違うみなさまごめんなさい)
欧米では、1台を永く一生乗っていくという文化ですから、
マウント類でも消耗品は、ある程度の期間がきたら
他が痛まないようにする為に、迷わず交換します。
(お財布との相談はもちろんあるでしょう)
ずっと交換しなかったらどうなるのでしょうか。
あっちらこちらにガタが出てくるようになってくる。
振動がそのまま伝わってきてしまうからね。

建て付けは狂ってくるし、ボルトなども緩んでくる。
いつもならば、さっとよけられるところがよけられなくなる。
人間で例えたら足の付け根の軟骨のようなものです。
軟骨が経たれたら、上手に歩けないでしょう。そういうことです。
車を乗りなれた方ならば、その違いにすぐに気がつくことでしょう。
だって、走りがついてくるのだから。
本当のメルセデスの乗り心地を味わってください。
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