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<インテークマニホールド・エグゾーストマニホールドのお話>

インテークマニホールドとは、
シリンダーに吸い込む混合気を均一に吸えるようにさせる分配器。

例えば、2気筒だったとする。

ピストンが2つあり、それに対してスロットルバタフライや、
インジェクターなどが、一個一個独立してついていれば、
中間に付いている長いマニホールドは必要なく、短いジョイントで済む。

構造上、長いマニホールドがなぜ必要か。

2気筒ありました。何かの都合で、間に部品を付けなくてはいけない。
それが離れているとする。
簡単に言えば、シリンダーなどが。

それが装着してある場所が離れようが一個一個あれば良い訳だ。
一個に対して一個付いている訳だから、バランスが取れている。

ところが、そんなに沢山付けたら、車を作るのにお金がかかってしまう。

それならば、スロットルバタフライを一個にしよう!と。
そうするとスロットルバタフライの近くにあるヤツは、距離が短い。

距離が離れている場合は、それを長くしなくてはならない。
しかし、アクセルを踏んだ時に、距離がある分、中々反応しない。

それを同じにするにはどうするかってなると、径を小さくする。
容量の体積を同じにしてやる。

そうする事によって、同じ量の空気を一度に吸える様になる訳。
だからマニホールドは、ぐにゃぐにゃした格好をしている。
これがインテーク(吸う方)。

今度は排気を出さなくちゃいけない。そうすると排気管は一本。
排気って言うのは、ピストンが燃焼圧力で動いて、燃えた圧力でボッと抜ける。
隣のピストンは同じには抜けないよな。一個のピストンが排気を出します。
次のピストンが上がって来て排気を出します。
排気は、圧力で排出されてもマフラーの中で圧縮してしまう。
全てスムーズにと抜けて行かない。

それが排圧ってヤツ。

次に排気を出そうとしても、圧力が掛かっているため、抜けきらない。
どうするかって言うと、最初に抜けたヤツで引っ張り出さなきゃいけない。吸い出してやる。

今のところをもう一回言います。

排気がバッと出ました!

ところがヤツは一回で最後まで抜け切ってくれない。
排気だから圧力が掛かっている。
一番初めのヤツは圧力もかかっていない何も無いスカスカの所を抜けて行くから、
スポッと全部排出する。

しかし、次のヤツは圧力が掛かっている訳だから、
10出しても、8程度しか抜けていかない。
2(燃えカス)はエンジン内部のピストンの中に残ってしまう。

燃えカスがピストン内部残るという事は、
次に新しい燃料や空気がたくさん吸えなくなり効率が落ちる。

そのような事を繰り返していると、燃料等が吸えないので、エンジンのパワーが落ちる。
ですから、一発目の排気を、脈動利用して、次に排出される排気を引っ張り出さなくてはならない。
それでエグゾーストマニホールドの形状も、排気管の位置によって長さが全て違う。

空気をよりいっぱい吸って、よりいっぱい出してやる。そうするとベストでいられる訳。

吸う方をたくさん吸える様に、中を綺麗にしてやる。掃除しておいてあげる訳。それが点滴。
ところが、出す方も出さなきゃいけない。マフラーにカーボンが詰まっていれば、出て行かない。
これをオイル下がりと言い、燃えたカスがマフラーの中に、オイルの燃えカスとして残っちゃう。
すすとして。それを今度吹き飛ばすにはどうしたら良いかって言うと、シールコート。
シールコートを入れて、オイル下がりとか燃えカスを極力減らしてあげる。

インマニの詰まりは点滴で綺麗になる。
エキマニはシールコート。後は100%化学合成オイル。


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