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メルセデス・ベンツの乗り味を左右するパーツ交換と、愛車を壊さないための3つの運転ポイント
中古のメルセデス・ベンツを購入された方や、これからオーナーになる方に向けて、愛車の「本来の性能」を維持するためのメンテナンスの考え方と、日々の運転で意識したい「壊さないためのポイント」を解説します。
中古ベンツの「乗り味・走り味」を復活させるメンテナンス
中古車は新車時と比べると、どうしても経年による「やれ(劣化)」が出てきてしまいます。過ごしてきた時間の中で重力を受け続けたり、素材が酸化したりすることは避けられません。
特に以下のようなパーツが摩耗・劣化すると、本来の性能を発揮できなくなり、乗り味や走り味に直結します。
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足回りの部品: ショックアブソーバー、関節部分にあたるゴム製の「ブッシュ類」
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消耗品・その他: タイヤ、ブレーキ、各種オイル類、電装品や補機類
予算とメンテナンスプランの立て方
例えば、200万円ほどで中古のベンツを購入したとします。過去の整備記録簿が残っていなかったり、何人ものオーナーを渡り歩いて10万キロほど走っていたりする車両で、一度も足回りが交換されていない場合、すべてをリフレッシュしようとすると相応の費用(場合によっては購入金額と同等近く)がかかることもあります。
また、定期的に訪れる車検や自動車税、保険の更新なども考慮しなければなりません。 やみくもに次から次へと部品を交換するのではなく、まずはプロによる確かな点検を受け、お財布事情と相談しながら順番に交換していく「メンテナンスプラン」を立てることが非常に重要です。
愛車を壊さない・長持ちさせるための3つの運転ポイント
せっかく迎えた大切なメルセデス・ベンツだからこそ、できるだけ負荷をかけずに長く乗りたいものです。日々の運転で意識できる、メカニズムに優しいポイントを3つご紹介します。
① 「すえ切り」と「フルロック」を避ける
停車したままハンドルを回す「すえ切り」や、ハンドルを限界まで回しきる「フルロック」は、車に大きなストレスを与えます。
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足回り(アーム類のブッシュ)への影響 近年のモデルのフロント足回りには、アルミ製のラジアスアームなどが使われていますが、その接続部にあるゴム製ブッシュが、すえ切りによって必要以上に強く引っ張られてしまいます。これを繰り返すと、ブッシュが早く切れやすくなってしまいます。
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パワーステアリングへの影響 ハンドルを限界まで切りきったときに「クー」と音が鳴ることがありますが、これはパワステポンプが最大限の力を振り絞っている状態です。ポンプに大きな負荷がかかり、油温の上昇や後々のトラブルに繋がる可能性があります。
車庫入れなど物理的に避けられない場合を除き、「車を少しでも動かしながらハンドルを切る」「限界まで切りきったら、わずかにハンドルを戻す」ことを意識してください。
② 水温の動き(上がり下がり)に気を配る
メルセデス・ベンツ(特に少し世代の古いクラシックモデルなど)の適正水温は、だいたい90℃〜100℃の間が目安です。
真夏の渋滞時やエアコン使用時には100℃近くまで上がることもありますが、大事なのは「その後、スムーズに水温が下がるかどうか」です。走行風を受けたりファンが回ったりした際に、しっかり水温が落ち着くかどうかの挙動を、日頃からメーターで確認しておくことがトラブルの早期発見に繋がります。もちろん、水回りのゴムホースやラジエーターの定期的なチェックも不可欠です。
③ 信号待ちなどの停止時に「ニュートラル(N)」に入れない
オートマチック車(AT車)において、信号待ちのたびにドライブ(D)からニュートラル(N)へギアを抜く方がいらっしゃいますが、これはおすすめしません。
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マウント類(ゴム部品)への影響 ギアを「D」に入れたときと「N」に抜いたとき、エンジンやトランスミッションは構造上、大なり小なり必ず動いて(傾いて)います。この動きのショックを吸収しているのが「エンジンマウント」や「ミッションマウント」というゴムと金属でできた部品です。
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寿命を縮める原因に 停車するたびにシフト操作を繰り返すと、マウントのゴムが何度も伸び縮みを繰り返すことになり、通常よりも早くヘタって(切れて)しまいます。
絶対にダメというわけではありませんが、マウント類の寿命を縮める代償を払うことになりますので、AT車での信号待ちは「D」のままブレーキを踏んで待つのがメカニズムにとっては一番優しい選択です。
まとめ
中古のメルセデス・ベンツライフを長く、安心して楽しむためには、現在の車両状態を正しく把握する「点検」と、車にストレスを与えない「優しい運転」の組み合わせが大切です。愛車の状態が気になる方は、ぜひ一度信頼できる専門店にご相談いただき、計画的なプランを立ててみてください。
