みんなのメルセデス

[2005/08]THE VOTE

「9月 デフオイル交換したことある?」

  • 今年交換した
  • 去年交換した
  • おととし交換した
  • 交換したことがない
  • 意味がわからない
  • こんにちは。
    デフオイルは沈黙の機関です。
     
    エンジンオイルやATFに比べて、とってもマイナーじゃないですか?
    デフオイルってなによ?っていう方や
    知ってるんだけどついついおろそかにしてしまう方いらっしゃいませんか。
     

    さぁ結果を発表していきましょう。

    投票総回答数は、141台でした。
    ご協力ありがとうございました。

    結果は・・・

    先ずは、割合から見ていきましょうね。

     ちょっとわかりづらいですか?

    去年交換した

    37.5%

    交換したことがない

    21.9%

    今年交換した

    19.1%

    おととし交換した

    12.0%

    意味がわからない

    9.2%

    これでどうでしょう。

    去年交換した方いらっしゃいますね。[37.5%]優秀選手です。

    さて、交換したことがないあなた。21.9%まずいですよ。

    今年交換した貴方。19.1%ありがとうございます。

    12.0%のおととし組みのあなた!もう無理です。デフオイル交換してください。

    意味が解らない人は…

    いまからじっくりご説明しますから読んで納得して、そしてデフオイル交換しましょう。

    • ではでは、台数別でみていくと‥
    メルセデスベンツのデフオイル

    なぜデフオイルを交換しなくてはならないのかということは「コラム」でご説明しています。

    ここでは、デフとはなんぞや!これでいきたいと思います。

    デフはエンジンからミッションから伝わる縦方向の動きを
    リアアクスルへの横方向へ変える役目をしています。
    縦方向から横方向へ変更するためには、特殊なギアを使用しています。

    一番に考えなくてはならないのが、メルセデスベンツを走行中、回転動作等をする場合
    左右の回転差があるということです。(差動)

    差動中のデフキャリアはものすごく忙しく動きます。
    止まったり動いたり、止まったり動いたり大忙しです。
    サイドギアやベベルギアにとても大きな力が加わります。
    エンジンからミッションへ伝わった力をそのままデフが受け止めます。

    圧力はクランクシャフトよりも大きなものです。
    その力を受け止めるデフに入っているデフオイルは濃度が高く、
    耐圧性能も高くなければなりません。
    (圧力に耐える力と、摩擦力に強い性能)

    濃度はエンジンオイルよりも遥かに濃い80番から90番を使用します。
    粘度もとても高いですね。
    それ以下ですとデフは正常に機能することができないのです。

    デフには冷却機能がついていないことをご存知でしょうか。
    羽根のついているデフもありますが、ほとんどがついていませんね。
    なぜでしょう。

    デフは走らなければ、熱が発生しません。
    エンジンは走らなくてもかかっていれば熱が発生します。
    A/T もエンジンがかかっていれば回りますから熱が発生します。

    羽根がついているデフは高速等で走行すれば空冷で冷やすことができます。
    ついていないデフは大変です。常にフレッシュオイルでなくてなはなりません。
    冷やすことができないということは、熱でオイルの劣化がはじまります。

    2年に1度、または2万キロに1度は交換することをおすすめします。

    現在のモデルでは、デフオイルは交換不要という場合もありますね。
    材質などの進化によって不要なのかもしれませんし、
    メーカでうたっている場合、メーカは車両を販売することが主ですから、
    手のかかることは嫌がられる場合があります。
    ですからご自分の車を大事にする方にとっては、それが正しいとは思えません。

    「交換しなくてもいい」ということは、交換してはいけませんではありませんね。
    交換する必要がないですよというニュアンスです。交換するな!とは言っていません。
    「交換不要」です。しなくてもいいけれど「やるにこしたことはない」そういうことです。

    もし、お持ちのメルセデスを大切に乗るためには交換することがbetterですね。

    さぁ!過去にデフオイルを交換したことのない31台のみなさま。
    損をしていますよ。デフオイルが劣化することによりパワーロスが生じます。

    おどろきの事実ですね。びっくりですね。

    デフオイルは古くなってくると泡立ちがでてきます。
    デフオイル量のアッパーレベルはデフケースの約半分ほどの場所です。
    その中で走るたびにカクハンされているわけですから、劣化がはじまると泡立つのです。

    泡立つということは、強い圧力のかかっているギアに気泡が入り込み
    すべりが悪くなり、ギアがスムーズに回転することができなくなります。
    故にパワーロスですね。

    貴重な力を無駄にしないように
    無理な負荷のかからぬように、

    デフオイルを交換しましょう。
    さらにくわしくは、こちらをご覧ください。

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