1年をともに過ごす愛車だからこそ、各機構ごとのメンテナンスもたいせつ。
そこで、クーリングラインのカナメともいえる、ラジエターキャップをご紹介します。


ラジエター内部の冷却経路を密閉し、クーラント(冷却水)の圧力を高め、
エンジンを冷やすための冷却能力を極限にまで高めている。


ラジエター内部やクーリングラインを密閉した空間にすると、
エンジンの熱によってクーラント(冷却水)が 膨張しようとするが、
空間は限られているために、クーラント液の圧力が高まり、100℃でも沸騰しなくなる。


しかし、あまりに高圧になってしまうと、クーリングラインのホースなどに負担がかかってしまう。
ここで重要な役割を果たすのがラジエターキャップだ。
ラジエター内部の圧力が指定以上に高くなると、キャップ内側の弁が開いて、
任意の圧力になるまで余分なクーラント(冷却水)をリザーバータンクに送り出す。
これによりラジエター内部の圧力が指定圧以上に高まることがなくなる。


逆にラジエター内部のクーラント温度が冷えて圧力が下がると、
ラジエターキャップ内の負圧弁が開き、 リザーバータンクからクーラント(冷却水)を
冷却系統内に吸い込む。


このため、リザーバータンクの液量は、クーラント(冷却水)の温度によって変化する。
夏場、高速道路内での渋滞や山道走行などで冷や冷やしたメルセデスベンツたちは、
このラジエターキャップで正常に密閉が可能か、弁が正常に動いているかを点検しておく必要がある。


またラジエターキャップが開く指定の圧力は、各モデルにより指定された圧力があるので、
現車のラジエターキャップを確認してからお求めください。



圧力ショップの
ラジエターキャップ

完売
 「140bar」と「100bar」。
旧モデルと、ミドルモデルに多く使用されているおなじみさんです。
ラジエターキャップは弁がゴム製のものが多いため、どうしても劣化してしまう場合があります。交換サイクルは、2年に1回。
サカモトエンジニアリングの工場では、 クーラント交換時にラジエターキャップも同時交換しまうのが常なのですが、 今回はキャップのみ交換のかたにも「ぜひ!」と、特別にご用意しました。


ご自身の装着してあるものにぴったりのものをお選びください。
水温の心配のいらないドライブを楽しんでいただけたらと思います。


 



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